新宿山吹高校自治委員会の磯田航太郎議長兼会長が、20日朝、東京都教育委員会高等学校教育指導課の山田道人主任指導主事と会談したことがわかった。自治委員会がホームページ上で明らかにした。
自治委員会の報道発表によると、会談では自治委員会が学校当局の暴力的「指導」に関する見解や、学校当局との現在の紛争状況等を伝え、学校当局と都教委両方に対する要求を行った模様だ。
自治委員会は都教委主任指導主事に対して、学校当局への要求と都教委への要求と題して合計9項目の要求を行った模様。学校当局への要求では、これまで2018年5月と今年1月に発出された要求書から次の4項目を示した。
- 学校当局が行った人権侵害行為全てについて、梶山校長が書面、ホームページ上、伝言システム等を通じて公開の場で謝罪し、再発防止を約束すること
- 学校内における言論・表現・集会・結社の自由を保障すること、そして自治委員会やYAMABUKI JOURNALのような生徒の自主活動について自由に活動を行うことを保障すること
- 学校運営を民主化し、生徒の民意を反映し、生徒を学校運営に参画させること
- 入試における内申点と当日の試験の比率を20 : 3に戻すこと
この他都教委への要求では、以下の5項目を挙げた。
- 学校当局に対し、自治委員会と粘り強く対話し、団体交渉を行うよう指導すること
- これまで学校当局が行った人権侵害について、学校当局に書面、ホームページ上、伝言システムで全校生徒に公開する形で謝罪し、再発防止を確約するよう指導すること
- 学校当局の行った人権侵害行為について事実関係を認め、都教委の管理監督責任を認めて謝罪し、人権侵害行為を行った教職員について懲戒処分や再発防止研修に処すこと
- 都教委として、教育基本法第14条に定める「政治的教養を尊重する」観点から、校内の生徒の自主活動の自由、言論・表現の自由を公式的に認め、これを都立学校全てに周知徹底すること
- 新宿山吹高校の特色を鑑み、不登校児に不利にならないよう、内申点と当日の試験点の比率を20 : 3に戻し、各学校毎に特色ある入試を行うことができるようにすること
学校当局を指導させることが狙いか
今回の会談の意図について、自治委員会高官は「都教委が学校当局を指導し、対話のテーブルにつかせることで問題解決を図る考え」と説明し、都教委による学校への指導を通じて団体交渉を再開することをねらったことを示唆した。また、都教委の介入によってこれまで学校当局が行ってきた問題ある「指導」を是正させる狙いもあるようだ。
(本紙編集局)