新宿山吹高校自治委員会は、7日未明、ホームページ上で校民からのパブリックコメントを募集することを発表した。募集されたパブリックコメントは「体育祭の実施について」「学校生活について」「授業等について」の3件で、全て今月30日までの募集となっている。

 自治委員会は、校民から「体育祭」を実施すべきだという提案を受け、新行事「体育祭」の実施是非を校民から広く意見を集め、今後の団体交渉における政策立案に反映していきたいとしている。

 このほかにも「学校生活について」では学校側に改善してほしい点、いじめ・体罰などの問題、学校生活・学校施設に関する諸問題について、意見を募集している。また、「授業について」では、授業や生活指導、進路指導、総合学習等について学校側に改善してほしい点等について、意見を募集している。

パブコメを通じて校民の自治参加を呼びかけ
 自治委員会事務局広報担当の職員は、本紙の取材に「パブリックコメントを通じて校民の皆さんに自治への参加を強く呼びかけるとともに、意見表明権の機会を提供したい。」と話している。

 自治委員会の磯田航太郎自治長は「今回のパブリックコメントは新宿山吹高校の未来を決めていく上で重要な分岐点です。校民の皆さんが未来の山吹をどうリフォームしていくか決めるためのものです。是非意見表明を積極的にしてください。」とパブリックコメントの提出を呼びかけた。

<パブリックコメントのリンク>
※新宿山吹高校自治委員会ホームページより

<解説>
※意見表明権〔いけんひょうめいけん〕…国連で採択・発行された、「子どもの人権条約」に明記されている権利。18歳未満の子どもが自由に意見を表明し、学校等の行政に意見を伝えられる権利。