新宿山吹高校自治委員会で執り行われている自治長選挙の立候補が13日に締め切られ、同日投票が開始された。投票は19日まで受け付けられる。

 自治長選に立候補したのは2人で、磯田航太郎氏(現職)と吉田瑛利氏(新人)。どちらも無所属での出馬となる。磯田氏は再選を賭ける一方、吉田氏は初出馬となる。

 外部リンク:第2代自治長選挙公報(新宿山吹高校自治委員会公式サイト)

自治長交替なら自治委員会の運営に大転換?
 新宿山吹高校自治委員会における自治長の仕事は多い。組織の代表として学校内外に顔を出し、自治委員会議と事務局のまとめ役を同時に務める。本人の政策思考が自治委員会に与える影響は無視できないものだ。

 今回、磯田氏が再選を賭ける一方で、対抗馬の吉田氏は初出馬であり、今までの自治委員会とはやや異色の政策を打ち出している。当選すれば同自治委員会の政策も大きく転換される可能性もある。

政策について
 磯田氏はこれまで度々主張してきた、学校当局との平和共存の実現や、消極的自由の校風を回復させることを公約に上げている。また、文化政策では修学旅行の行き先を海外にする旨も掲げている。海外の修学旅行は都立高校でも広く行われており、例えば狛江高校は台湾に行っている。

 一方、生徒会方面に詳しいという吉田氏は、自治委員会の自由な活動が認められた暁には、自治委員会と生徒会の統合を目指すようだ。また、バイク通学ができるようにする旨の政策が掲げられている。原付バイク免許は16歳から取得できるため高校生世代でも運転でき、新宿山吹高校には成人した生徒も多いため、現実味は十分にある。

紛争解決についての政策には差異
 現在、新宿山吹高校自治委員会は都教委の会談拒否(リンク)により再び紛争激化が進んでいるが、自治長選への影響はどうか。磯田氏は学校当局との平和共存の実現を公約に挙げ、「一刻も早い」と協調している。一方、吉田氏は学校当局に対して自治委員会の自由な活動を認めさせる程度の言及にとどまっている。

公約と所信演説の全文
・磯田航太郎氏(無所属・現職)
・一刻も早い学校当局との平和共存実現
・教職員のコンプライアンス遵守の徹底を求める
・校民と教職員が学校運営に参画できる体制をつくる
・全日化に反対し、消極的自由の校風を復古
・修学旅行の行き先を海外に

校民の皆さん、今まで自治委員会を支えて頂きありがとう。

私が自治委員会を設立して早1年10ヶ月、自治委員会運動は信じられないほど発展を遂げた。自治委員会ができた頃は私が履修登録することすら妨害されていたのが、今では校内で演説ができるほどになり、遂には他校の自治委員会とともに全国組織「日本自治委員会」を設立するまでに至った。根暗で臆病だった私も大きく変わることができた。

これからも自治長として、幾多の試練を乗り越えてきた経験を活かし、自治委員会を支え続けられることを願っている。


・吉田瑛利氏(無所属・新人)
・自治委員会と生徒会の統合を目指す
・有志による校内清掃等、校内の自主管理を進める
・先生に自治委員会を自由に活動させるようにする
・バイク通学ができるようにする

はじめまして、吉田瑛利です。多分知ってる人は知ってると思います。

私は生徒会の方面にも詳しいので、自治委員会と生徒会の仲立ちになり、合同で球技大会を開催したり、予算を共有したり、そういうことをしていけたらなあと思います。
また、頭の悪い先生は頑固なので分かってもらえないのですが、先生が自治委員会の活動を禁止してるのは無意味なことだと思います。なので、自治委員会の自由な活動は絶対に実現させます。先生が何を言おうと。
よろしくお願いします。私に一票ください。


(本紙編集局)