卒業式
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各校が卒業式に関し、参加者制限や教室での開催などの対策をとっている中、新宿山吹高校では卒業式の開催についてどのような対策をとっているのか。

 学校当局によると、今回の卒業式の開催にあたっては、参加者を教職員と卒業生のみとしたり、来賓の祝辞を割愛したり、卒業証書の授与について、卒業生ごとではなく代表者のみに受け渡すなどの規模縮小を行う方針とのことだ。その他にも、消毒用アルコールを用意したり、卒業生に対してマスクの持参・着用を要請したり、会場の座席の間隔を開けるなど、感染対策を行っていく方針だという。

 なお、マスクの着用・持参については強制ではなく、あくまで任意とのこと。学校当局はこの理由について、「マスクを買えない人もいるかもしれない」と述べている。また、集合写真の撮影時でもマスクの着用は任意とのことであり、学校当局は「心配な方はつけていてもしょうがない」と語っている。

開催場所は例年通り大体育館

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 開催場所については、例年通り大体育館で実施するとのことであり、山吹生の中でも賛否両論が挙がっている。

 学校当局は大体育館での開催を決定したことについて、「(批判的な意見が挙がっているのは)否定できない」としつつも、「一方で最後の1回の、たった1回の卒業式なので、なるべくみんな出てきたらなという思いもある」と語っている。

 なお、学校当局は山吹生や保護者の意見を汲んだ上で大体育館での開催を決定したのか。答えはノーだった。学校当局は本紙の取材に対し、「(生徒や保護者の意見を)聞く時間がないので、学校が主体的に開催するものだから」と回答している。

自治委・磯田自治長「山吹生の声を無視した決定は遺憾」

 今回の卒業式の規模縮小について、新宿山吹高校自治委員会・磯田航太郎自治長は次のように語っている。

「今回、政府の要請や都教委の通達があり、山吹生の間でも卒業式の実施の是非について意見が割れる中、学校当局が比較的早い段階で卒業式の実施に関して決断を下すことができたのは評価したい。しかし、学校当局が山吹生や保護者の意見を聞かずに卒業式の開催に関する事項を決定したのは非常に遺憾である。学校当局は『時間がなかった』と弁明していたが、都教委の通達から実際の卒業式の執行までは1ヶ月近くあった。この間に山吹生に対し、簡単なアンケートを取ることくらいはできたのではないか。また、学校当局は卒業式について、『学校が主体的に開催するものだから』と述べていたが、学校の主体はあくまで校民たる山吹生である。学校当局が自らを主体だと考えているのであれば、それは勘違いが過ぎるのではないか。私たち自治委員会では、Twitter上で卒業式の実施についてアンケートを取っている。アンケートの結果に基づいて、自治委員会では然るべき行動をとっていきたいと思う。」

卒業式当日の流れ

 なお、学校当局が発表している卒業式当日の流れは以下の通り。
1 期日
令和2年3月24日(火)

2 当日の時程
12時45分 受付開始
13時00分 卒業生全員集合 大体育館の指定された場所に着席 卒業式予行
14時00分 卒業式開式
15時00分 写真撮影
15時20分 ホームルーム
15時50分 解散

(本紙編集局)