新宿山吹高校自治委員会は、6日の永浜裕之校長と磯田航太郎自治長の会談結果を受け、「十分対話可能な状況が生じている」(事務局幹部)ことから、日本自治委員会に対して発出していた「紛争介入要請」を廃止する方針を検討し始めた。

 磯田自治長周辺は「もはや紛争状態とは言えなくなってきている」として、昨年、梶山隆校長(当時)率いる学校当局との学校紛争解決を目的とした、日本自治委員会への紛争介入要請を撤回する意向を明らかにしている。

 日本自治委員会側も新宿山吹高校自治委員会から紛争介入要請の撤回を認める方針を固めており、一挙に東京都教育委員会も巻き込んだ一大紛争が劇的に終結する見通しが出てきた。

 日本自治委員会の高山耕太副情報局長は、本紙の取材に対し、「新宿山吹高校自治委員会と新宿山吹高校当局が外交的・平和的対話を行える環境が確保できつつあることは喜ばしいこと。引き続き支援を行っていく。」と述べた。

(本紙編集局)