新宿山吹高校当局は8日、臨時休業期間の延長に伴う各種連絡に関してホームページで発表した。

 学校当局は、現在山吹生と保護者に向けて各科目の課題や連絡文をレターパックで発送する準備を進めている。レターパックの発送は5月14日付。

 学校当局によると、課題は今年度履修登録を行っている科目に関するものだということで、登校再開後に各授業で課題を提出させるという。また、学校当局は教科書を持っていない生徒向けに、課題に教科書のコピーを添付するとのことだ。

学校での教科書販売を今年度は中止 完全郵送販売に

 学校当局は、臨時休業が5月末まで延長されたことを踏まえ、すべての山吹生に教科書・副教材を代金引換で5月中に郵送することを決定した。送料として一律1650円かかるという。

 これまで学校当局は4月中に希望者向けに郵送で教科書販売を行い、5月中の教科書・副教材の校内での販売を目指していたが、東京都教育委員会が5日に都立学校の臨時休業を5月末まで延長したことにより、5月中に校内で教科書・副教材の販売を行うことが困難になってしまったのだそうだ。

 永浜裕之校長は、山吹生と保護者に宛てた文書の中で「仮に6月に学校が再開されたとしても、学校での販売を実施するためには、あらためて書店との日程調整や感染症対策の措置などが必要となるため、販売日は授業開始よりもさらに遅くなってしまうことが想定されます。」と説明し、山吹生全員に郵送で教科書販売を行うことに理解を求めた。

学校当局はClassi導入を決定

 学校当局は、家庭学習を補完するためとして、Classi導入を決断。一部機能のみの使用となるものの、予め用意されている学習動画や問題集に取り組むことができることから、学校当局はClassiの活用を促している。

 また、学校当局は休業期間の長期化に備え、各家庭でのインターネット接続環境や所持しているインターネット接続端末についてアンケートを実施するという。

 このほか、学校当局は山吹生・保護者向けに緊急時の連絡用のメール配信サービスの導入や、文部科学省から配付された布マスクに関する情報を発表している。

自治委員会もアンケートで山吹生支援策検討

 一方、新宿山吹高校自治委員会も既報の通り、山吹生の休校への不安や困りごとに関してのアンケートを実施している。自治委員会側は山吹生への支援策の実現につなげるべく、アンケート結果を校長とのトップ会談での要求項目に反映する方針を示している。また、コロナウイルスの感染拡大により生活に悪影響が出ている山吹生がいた場合は、学校や都、政府に支援策を求める考えだ。


自治委員会のアンケートは以下のリンクを参照。