これまで都立新宿山吹高校定時制課程の生徒会会則は公開されていなかったが、本紙からの指摘や生徒からの問題視する声が大きくなり、遂に学校当局は生徒会会則の公開に踏み切った。

 今回公開に踏み切った理由について、生徒会顧問の霜越教諭(体育)は、「今年公開したのは、去年、公開されていないのは何故ですかということで、別に会則を公開しない理由はないから、公開した。」と述べ、事実上、本紙や一部生徒が昨年度に生徒会会則が公開されていない件について指摘したことが今回の公開に繋がったと認めた。その上で霜越氏は、今回の対面式で生徒会会則の配布を受けていない人がいるという本紙記者の指摘に対し、生徒総会でも配布する方針であることを明かした。

 また、同じく生徒会顧問の志村教諭(数学)は「キッカケも何も、そもそも生徒会会則を公開する場所がないから今まで出してないだけ。例えば、他の高校であれば生徒会会則は学生証(生徒手帳)に掲載されているところが多いけど、山吹の学生証はカードのみなのでそもそも掲載できないから。で、もし公開するなら対面式と部活紹介がチャンスだろうと思って、公開した。全校生徒みんな集まる機会ってそうそうないし…。別に今まで隠していたというわけではない。そんなつもりは一切ない。単に公開の機会と場所がなかなか無かったからってだけ。」と答え、生徒会会則を意図的に隠していたわけではないことを強調した。

 しかし、学校当局側が生徒会会則を公開していないことに対する恣意性を否定したのは、今回が初めてではない。

 昨年度に本紙が指摘した当時も上述のような主張を述べていたが、この時は今回のような措置が行われることはなかった。

(取材=本紙編集部)