今月19日、本紙編集局はウェブ新聞「YAMABUKI JOURNAL ONLINE」及び新聞「YAMABUKI JOURNAL」を復刊させ、活動を再開させることを発表した。

 これまで本紙電子版は、今年6月16日に磯田航太郎編集長が学校当局に締結させられた「誓約書」により事実上運営休止に追い込まれていたが、今月11日に磯田航太郎編集長が新宿山吹高校・梶山隆学校長宛に内容証明を送付し、同誓約書について取り消す旨を表明したことにより、復刊が可能となった。


内容証明その1
内容証明その2
内容証明その3
内容証明その4
内容証明その5
内容証明その6

 磯田氏は内容証明文中で、今年6月15日に磯田氏に対して行われた「校長指導」は磯田氏の利益を代弁・擁護する者を一切置かず、長時間軟禁する形で行われたことから、翌16日に締結した誓約書は磯田氏が畏怖した状況下で作成されたものであり、同書面による契約を取り消す旨を表明している。

 また、同文書中、磯田氏は、滝口則次主幹教諭(体育)の「覚悟は出来ているんだね?」という恫喝的発言や、藤田豊副校長による磯田氏に対する不当拘束行為、五十嵐絵美教諭(情報)による「言うこと聞かないなら学校に置いておけない」という発言などについて法的観点から厳しく批判した。

何故YAMABUKI JOURNALはここまで弾圧されているのか

 YAMABUKI JOURNALは、2015年11月1日、平松けんじ氏が初代編集長として創刊した校内新聞。平松元編集長はそれまでの校内新聞「山吹新聞」が校外の文化施設を主に報道していた編集方針を180度転換させ、校内の情報を網羅する校内総合新聞としての地位を確立した。

 しかし一方で、「権力を監視する報道機関」として、生徒会役員会の内部での討議に関するスクープや、学校権力・生徒会役員会への批判的論説の掲載を行うにつれ、学校当局からの強い締め付けを受けるようになる。

 最初に本紙が検閲されたのは2016年2月号。当時、新宿山吹高校の入試は入学試験と内申書の比率が20:3で当日の入学試験に比重をおいていた。しかし、都教委の入試改革で内申比率が数種類の中からしか選択できなくなってしまい、新宿山吹高校は7:3の内申比率で新年度入学生から入試を実施することとなった。これについて、本紙が賛否両論併記で報道したところ、当時の新聞部顧問・黒柳修一教諭(公民)に対して、他の教員から集中砲火が浴びせられ、同記事の削除を余儀なくされてしまう。

 この後も、2016年7月号で生徒会役員会が本紙に対して批判的報道や突撃取材の自粛を要請する「要望書」を提出することを生徒会役員筋の情報によりスクープしたが、これは事前に生徒会役員会顧問・志村大介教諭(数学)より、新聞部顧問に記事差し止めを強く求める動きがあり、記事の掲載すら許されなかった。そして、2016年10月号で生徒会会則が公開されていないことについて非民主的であるとの論説を掲載しようとしたところ、発行ができなくなってしまった。最終的には平松けんじ編集局長(当時)が自由な報道ができない現状を受け、自主廃刊を決定したことで第一次YAMABUKI JOURNALは幕を閉じた。

 そして年度が代わる直前、2017年2月、平松けんじ編集局長は磯田航太郎編集長を任命した。ここから第2次YAMABUKI JOURNALが始まることとなった。しかし、磯田氏体制になってから学校当局は本紙に対する抑圧・弾圧をより一層強化した。


磯田氏に対する常軌を逸した弾圧の数々

 今年6月5日、新宿山吹高校602教室にコンドームの袋が落ちていたこと、同月12日に新宿山吹高校生徒が同校爆破を予告するツイートを行ったことをそれぞれ本紙電子版で報道したところ、最大1400PVを記録する人気記事となった。しかし、両記事に関して新宿山吹高校当局は同校の名誉を傷つけるなどと自らの施設管理責任を棚上げして、高圧的に磯田氏に記事の削除を「命令」した。





 具体的には、同月12日に滝口則次主幹教諭(体育)が磯田氏を生活指導室で「覚悟はできているんだろうな」等処分を示唆した恫喝を行う(=音声参照)。また、その翌日には避難訓練中の磯田氏を滝口則次主幹教諭(生活指導部主幹)ら複数の教員が取り囲み、滝口教諭と志村教諭が高圧的口調で磯田氏に記事削除を迫った。その後学校当局は同15日に「校長指導」と称して磯田氏と磯田氏の両親を呼びつけ、磯田氏を弁護する者なき状況下で一方的に繰り返し同記事の削除を迫った。これら一連の暴力的弾圧を受け、磯田氏は精神的に疲弊し、翌16日に「誓約書」に署名するに至った。

 たかがコンドームが落ちていたくらいでここまで暴力的弾圧を加えてくるというのは非常に過剰な対応であり、不可解である。

 これからは本紙読者の期待を裏切らないよう、二度と当局に対して折れることなく、山吹のディープな情報から最新情報まで網羅してお伝えする所存だ。


(本紙編集局)