29日、大阪市立中央高校(大阪府大阪市=定時制単位制)で大阪市立中央高校自治委員会が発足した。大阪市立中央高校自治委員会はこれまで「学校環境を考える中央生有志の会」として、生徒会や学校当局への請願活動を通じて生徒自治の復権を目指していたが、学校当局の支配下に入ってしまっている既存の生徒会執行部では生徒自治を取り戻せないとして自ら自主管理・自主独立の生徒自治組織「自治委員会」を結成した。
全国3校に展開 広がる自治委員会運動
6月29日現在、自治委員会は東京に2校、大阪に1校設置されており、定時制単位制高校に広がりつつある。
自治委員会運動は昨年12月1日に都立新宿山吹高校(東京都新宿区=定時制単位制)で最初の自治委員会「新宿山吹高校自治委員会」が設立されたのを皮切りに、今年4月に都立稔ヶ丘高校(東京都中野区=定時制単位制)に「稔ヶ丘解放自由自治委員会」が設立され、今日、遂に3校目、そして西日本初の自治委員会「大阪市立中央高校自治委員会」が結成された。
自治委員会が目指す学校とは…
各校に設立された自治委員会は基本的に「生徒自治の確立」「学校運営への参加」「生徒の自由と人権の擁護」「多様性の保障」「身近な存在として生徒の学校生活の向上を図る」ことを目指し、活動をしている。各校の自治委員会によって活動形態は様々だがこの五大原則を目指して活動を展開している。
食堂の自主管理を目指し当局と交渉中
現在、大阪市立中央高校自治委員会は前身組織の時に着手した食堂の開放、自主管理について、学校当局側と交渉を進めている。現在、学校当局側からは食堂の自主管理に向け、前向きな回答を得ている模様だ。大阪市立中央高校自治委員会は、引き続き校民の福利厚生のために食堂の自主管理権獲得に向け、活動を推進していく方針だ。
新宿山吹高自治委・中央高自治委、緊急首脳会談へ
大阪市立中央高校自治委員会の発足に伴い、新宿山吹高校自治委員会の磯田航太郎議長兼会長は、大阪市立中央高校自治委員会委員長に緊急の首脳会談を呼びかけた。同委員長は磯田議長の呼びかけに応じる模様だ。
(本紙外報部)